Kindleってなに?Kindleを使うと何が出来るのか?特徴は?はじめてのキンドルをまとめました。
はじめに
Kindleが、日本での発売が決定して世間で話題になっている。けど実際のところ「よくわからない」と思ってる。そんな方々のためにKindleとはどういったものなのかを概要としてまとめました。
あくまで簡単なキンドルの説明になるので、より詳しい情報を知りたい場合は指定のリンクより閲覧してくださると幸いです!
キンドルとは−世界で最も売られている電子書籍リーダー「Kindle」
「Kindle / キンドル」とは、Amazonが提供する電子書籍リーダーです。Kindleを利用すると、専用端末やパソコン、スマートフォンなどで気軽に読書を楽しむことが出来ます。
電子書籍産業が日本と比べ制限の少ないアメリカでは、2007年に発売が開始されています。電子書籍の普及の一躍を担う存在となっており、世界で最も利用者の多い電子書籍リーダーは「Kindle」とまで呼ばれるようになりました。
近年では電子書籍の読書に加え、ウェブ閲覧やメール機能、アプリの利用も可能になるなど利用範囲が大幅に広がり、その扱い範囲の広さから、このようなAmazonが提供する電子書籍関連サービスのことを総称して「Kindle」とも呼んでいます。
Kindleで何が出来るのか?−読書だけじゃないKindle
前項でも少し触れていますが、ここではKindleでは何が出来るのかということを見て行きましょう。
- 読書
- 新聞購読
- 辞書利用+簡易翻訳
- ノート・メモ利用+SNS
- ウェブ閲覧
- メール利用
- PDFファイル、WordやExcelなどのOfficeファイルの閲覧
- 音楽再生
- アプリ利用
などなど、ざっと挙げるだけでも以上のようなことが、Kindleで出来るようになります(機種によって利用が出来ないものもあります。詳細は「Kindleの種類」を参照してください)。
それでは一つずつ簡単に説明していきましょう。
①読書
Kindleは電子書籍リーダーということで、当然のことながらKindleを利用した電子端末上で本を読むことが出来ます(より詳しくはこちら)。ここで特筆すべきことは2つあります。
- Amazonが提供している電子書籍リーダーということで、Kindleを利用して読むことが出来る書籍が、一般の電子書籍リーダーと比べて量が多いという点
- いわゆる「自炊」や、青空文庫など無料で書籍を読むことが出来るという点
より詳しくは、「読書する上でKindleが他の電子書籍リーダーと比べて優れていること・劣っていること」を参照してください。
②新聞購読
Kindleは、新聞を購読することが出来ます。と、いっても現在確認出来るのは、TIME誌などの英字新聞のみ。Kindleが日本で正式に発売されてから購読出来るかわかりますが、アプリを利用して「朝日新聞」などの新聞を閲覧出来るというのは確実な模様です。
また、英字新聞を比較的、非常に安価で購読出来るので英語学習にも最適と呼ばれています。
③辞書利用+簡易翻訳
Kindleには無料で国語辞書の『大辞泉』や英和辞書の『プログレッシブ英和中辞典』を搭載しています。なのでKindleで読書中に、本から目を離すことなく、素早く意味を調べる、などということが可能になっています。
同時に、単語やハイライトした文章をタップして簡易翻訳することが出来ます。英語やスペイン語などの言語にBing Translatorですぐに翻訳することも可能なので、前述した英語学習などにも最適な環境が整っていますね。
より詳しくは、「Kindleで英語学習」を参照してください。
④ノート・メモ利用+SNS
Kindleで読書中に、読んでいるページを表示したままメモしたり、FacebookやTwitterでハイライトやメモを共有できます。他のKindleユーザーがよくハイライトしている文章を見ることもできるので、本の重要な文章や注目ポイントを確認することが可能です。
⑤ウェブ閲覧
Kindleを利用してウェブを閲覧することも可能です。ウェブ閲覧ということで、Kindleなら検索も簡単。キーワードを入力して、本の内容やKindle内のコンテンツ、Kindleストア、ウィキペディアを簡単に検索できます。WebKitをベースとしたブラウザで、Googleでのウェブサイト検索もできます。
⑥メール利用
KindleはEメールを利用することも出来ます。Eメールや添付ファイルを読んだり、予定を管理したり、同期しておいた連絡先を確認ももちろん、Kindle Fire HDはExchangeのアカウントをサポートしているので、オフィスの外でも簡単にEメールやカレンダーにアクセスできます。つまり、会社のEメールに接続することも出来るので、ビジネスにも有効に利用することが出来ます。
⑦PDFファイル、WordやExcelなどのOfficeファイルの閲覧
Kindleを利用すれば、PDF,エクセル,ワードなどのドキュメントファイルをEメールで端末に送信したり、Amazon Cloud Driveを使ってPC やMacからクラウドにアップロードすることもできます。
上記のEメール利用と合わせると、ビジネスにも積極的に利用することが出来そうですね。より詳しくは、「Kindleをビジネス活用するどうたらこうたら」を参照して下さい。
⑧音楽利用+Cloud Player
Kindleを利用して、それぞれの生活スタイルに合わせて音楽を聴くことも出来ます。EXILEや安室奈美恵、Red Hot Chili PeppersやGreen Dayなど有名アーティストからインディーズまで、2000万曲以上の楽曲、数千のアーティストを誇るAmazon MP3ストアで、世界で最高クラスの豊富な楽曲数を取り扱っています。Kindle Fire HDで購入した楽曲は自動的にクラウドに保存されるので、いつでも好きな時にストリーミングで聴くことも、インターネット接続がない状態で楽しむためにダウンロードすることもできます。
また、Amazonで購入した曲は、無料で自動的にクラウドに保存されます。Cloud Playerでは、ライブラリの検索やプレイリストの作成と管理、クラウドからのストリーミング再生、曲のダウンロードなど、様々なことができます。購入した曲はWindowsやMac、iPhoneやiPad、Android端末でもダウンロードやストリーミング再生ができるので、いつでもどこでも音楽を楽しむことができます。
⑨アプリ利用
Kindle Fire HDなら、大人気の無料アプリやベストセラーのアプリを簡単にダウンロードできます。Facebook、Skype、朝日新聞デジタル、Yahoo!ヘッドライン、TuneIn Radio Proなど、おなじみのアプリを利用できるため、例えばSkypeで無料ビデオ通話やGmail,Hotmail,Yahoo!メールなどのクラウド上のメールサービスを利用して、誰とでもつながれる環境を作ることが出来ます。
キンドルの特徴−他のデバイスにはない魅力
上記の通り、キンドルを利用すると、読書から始まり様々なことが出来ることがわかりました。
ですが、これって「iPad」に始まる同じようなデバイスで全てできてしまうことじゃない?という疑問が出ても不思議じゃありません。そこで、キンドルの特徴を確認しましょう。
Kindleの特徴をざっと列挙するだけでも以下のものがあります。
- デバイス価格が安い
- ネット通信料が無料
- 電池の持ちが長い
- 読書がしやすい
- 大量の書籍を一台で持ち運べる
- 一度の書籍購入で、Kindle/PC/Mac/スマホ、どのデバイスでも利用可能
より詳しいことは、Kindleの特徴まとめをご覧頂きたいのですが、この中のKindleの特徴であり、一番の魅力は、その価格かもしれません。
なんと日本で発売するKindleの価格は、最安値の8,480円から。iPadの価格が34,800円、iPad miniの価格でも28,800円なのを考慮すると、他のデバイスと比べて圧倒的に値段が安いという特徴があります。iPad miniと最安値同士で比較すると20,000円以上の価格差があるのは魅力でしょう。
また、読書のしやすさ、通信料金がかからない、クラウドを利用することによる便利機能など、Kindleにしかない特徴がたくさんあります。
>> Kindleの特徴まとめ
Kindleは2007年にアメリカで発売されてから、使いやすさやその価格など様々なものが改良されてきました。他の同じようなタブレット端末にはない、”歴史”から生まれた最良の電子書籍リーダーなのです。